kintone

kintoneは学生向けプログラミング教材になり得るか Part.1

こんにちは。Teruです。
徐々に寒さが厳しくなってきていますね。
鼻水が止まらぬ日々を過ごしております。

さて、今日から本気でタイトルの内容を考えていきたいと思います。
「果たしてkintoneは学生向けプログラミング教材になり得るか」

プログラミングを学ぶにはハードルが多すぎる

まず、プログラミングを学ぶには大きなハードルがいくつも立ちはだかっています。

プログラミングを学ぶ壁

・PC環境を用意しなければならない
・PCの操作を理解していなければならない
・開発環境を用意しなければならない
・プログラミング言語の文法を理解しなければならない
・プログラミングで実現することを考えなければならない

一見当たり前のことですが、プログラミング初修者には”諦める理由”が多すぎるということです。
しかし、時代の変化とともにハードルが低くなってきていることは事実です。

PC環境を用意しなければならない

今の時代、中学生のほとんどはスマホを所持し、小学生ですら持っていることが珍しくない。
その一方で、パソコンに触れる環境がどんどん減っていることは間違いありません。
パソコンではなく、スマートフォン
ソフトウェアではなく、アプリケーション
キーボードではなく、タッチ
など、パソコンに触れていれば当たり前のワードを知りません。

家にパソコンがない家庭も増えています。
家では仕事をしない(これはいいことですが)親が増え、
インターネットを見たり動画を見たりするだけなら
スマートフォンやタブレットに軍配が上がります。

つまり、冒頭で述べたようなハードルが低くなっているというのはこの項目にはあてはまりません。
むしろ、ハードルが上がっているとしか考えられない。
ここがそもそも、プログラミングを学ぼうとも思わない一つの理由でしょう。

PCの操作を理解してしなければならない

ここは1つ目の内容とほぼ被りますが、
PCを持っている子は果たして何をしているのか、ということです。

私はWindows98から本格的にパソコンを触り始めた世代です。
初めはマインスイーパやソリティアなど、ただの内臓のゲームをやっているだけでしたが
インターネットに出会ったことで大きく人生が変わっていきます。

当時、野球をやっていた私は、とにかくパワプロが好きでした。
毎年発売されるパワプロをサンタさんに願ったものです。
(サンタの正体を知り、深夜泣きながらパワプロをやった思い出はまたの機会にお話ししましょう)

パワプロの攻略サイトがインターネットには溢れていました。
しかし、私ならもっといい攻略法を知っているぞ!と思い、
ホームページを作るようになったのです。

そこからのパソコンの操作に関する上達は早かったものです。
ホームページを作る(htmlを知る)、ホームページに掲示板を設置する(perlやphpを知る)、
ホームページがボロクソに叩かれる(ネットリテラシーを知る)…などなど。

今思えば、あの当時は申し込みをすれば勝手に出来上がるブログもなく、掲示板もなく、
すべて自分で設置しなければなりませんでした。

そんなことをすれば勝手にPCの操作はわかっていく。
その経験があったからこそ、使ったことがないソフトであっても
なんとなくどうすればよいか、が見えてきます。

話がやや脱線しましたが、今の子どもは何をパソコンでするのでしょうか。
便利になることで自らが何かを作り出す経験が、パソコンを使うことでは身につかない。
この”入り”の部分のハードルはやはり異様に高いように思えるのです。

開発環境を用意しなければならない

上記2つのハードルが高い分、2つのハードルをクリアしている人にとっては
この壁をクリアするのは容易なことでしょう。
今となってはネット上にごろごろと記事があがり、
公式からもドキュメントが日本語で出されていて、
「やろう!」と思い立ってから1時間もすれば開発環境を整えることができます。

しかし、上記2つのハードルをクリアしていない子どもたちにとってはどうでしょうか。
開発環境?って感じです。

kintoneの話なのにkintoneというワードが出るのが今になってしまいましたが、
kintoneは開発環境が箱として用意されている。これがめちゃくちゃでかい!

やる気を削ぐ作業は極力少ないほうがよい。
これは少なくとも子どもにおいてはそうでしょう。

kintoneはすぐに触れる。すぐに作り出せる。
砂場に行けば、子どもは自然と穴を掘り始めます。そんな感覚がkintoneにはあるのです。

プログラミング言語の文法を理解しなければならない

文法を嫌う人は多いです。
私は英語教師ですが、近年のコミュニケーション重視の教育方針には疑問があります。

伝わればいいんだ。文法じゃない。

そんな論調が日本には広がりつつあります。
確かに、外国人は我が物顔のように日本語を話します。

「スシ!テンプラ!」どうだ、すげ~だろ?という顔でこっちを見てきます。

それを完全否定するつもりはありません。
しかし、母国語が日本語であり、英語を常に耳にしない私たちにとって
文法は明らかに学習の近道である思っています。

だって日本人ですら、20年日本語を話しても完璧な日本語にはならない。

さて、話がまたまたずれてしまいましたが、
プログラミング言語の文法を理解するのはかなり面倒なことです。

何が面倒かというと、「コミュニケーションがとれるわけではない」からです。
いえ、機械とはとることができます。しかし、しかしですよ…。

多くのプログラミングの学習書では、
Hello World!を表示させてみましょう!というテーマから始まります。

うん、今となってはわかるんですよ。
しかしね、おっしゃやるぞ!!!ってテンションが上がった状態で
プログラミングのプの字もわからない人が本を見ながら、
一文字ずつあっているかを確認しながらやっとの思いで完成させたプログラム。

Hello World!

は?ってなるわけですよ。
いや、俺が思い描いていたプログラムは?
なんでも自由自在に表現できる魔法は!?ってなるわけです。
ここがとても残念。

そりゃね、大人であればいいですよ。
学習には時間がかかる。そして学習の成果が出るまでも時間がかかることを知っているから。

しかしね、子どもはどうですか?
しかも、プログラミングなんて興味もなくて、ただ授業だからと受けている子が
興味を持つでしょうか?

kintoneならどうでしょう。
kintoneは直観性がある。ドラックアンドドロップでまずは形を作り上げられる。
これは、Hello Worldの100倍興味を持ちやすいでしょう!

やっぱり興味を持つって、そこに広大な可能性を感じられるかどうか、だと思います。
Hello Worldに広大な可能性は感じない

プログラミングで実現することを考えなければならない

実はこれが一番大きなハードルであることは間違いないだろう。
今の中学生には夢がない。やりたいことなんてない、考えたこともない。

私なんてドラマのクールが変わるたびに夢が変わっていたのに。

やはり、興味を持ったものを続けるには、やりたいことがなければならない。
もしくは、自分に直結する内容かどうか。

やりたいことがないなら、やってもいいかなを作り上げてしまえばいい。

kintoneは学生の生活と関係のあることを作り上げることができる。
キンボウズさんがCybozuDaysで上げていた子どものあさがお観察日記なんて最高だ。

クラスの文化祭をkintoneで管理したっていい。
宿題の提出状況を管理したって良い。

kintoneには無限の可能性がある。普段の生活をよりよくできる、
それを学生の時代から教えられる広大な可能性が、kintoneにはある。